東北地方太平洋沖地震の被害に遭われたインスリンを必要とする糖尿病患者の皆様へ -インスリン入手のための相談連絡先について- 2011年3月14日 日本糖尿病学会 東北地方太平洋沖地震対策本部  2011年3月11日午後2時46分頃に発生した東北地方太平洋沖地震とその後の津波により各地が被災し、空前絶後の被害状況となっております。災害で亡くなられた方々に対しまして、心からご冥福をお祈りすると共に、日本糖尿病学会としましては、被災により現在困難な状況におられる糖尿病患者の方々のお力となれるよう、3月13日付けで日本糖尿病学会事務局に対策本部を設置致しました。  現時点では被災状況の全貌が把握できておらず、かつ被災地への連絡もままならない状況ですが、現状から考えますと、インスリンを必要とされる糖尿病患者の方々の中にインスリンを入手困難な状況にある方々が多くおられることと予想されます。そのような場合、まず主治医の先生と至急連絡をとって頂くことが必要ですが、被災の中で主治医の先生との連絡が困難な場合の、患者様ご本人のインスリン入手相談先として、以下の連絡先を掲げることと致しました。主治医の先生と連絡が付かない、避難先でも対応できない等、インスリン入手が困難となっている皆様は、できるだけお近くの連絡先にお電話していただき、ご相談いただければと存じます。  なお、ご相談いただけるのは原則として患者様ご本人とさせていただきますが、様々な事情によりやむを得ず関係者の方がご相談いただく場合には、相談前に以下の情報を(可能な限り)ご準備いただきますようお願い申し上げます。  1)糖尿病の病型(1型、2型など)  2)使用しているインスリン製剤の名称(ノボリンR、ヒューマログ、ランタスなど)と注射なさっている単位数  また、東北沿岸部で診療可能な医療機関などに関する情報等も含めて、下記情報に関しましては今後随時更新してまいりたいと思っております。 追記: 日本糖尿病協会におきましても「日本糖尿病協会災害対策支援チーム」による専用フリーダイアルが設けられる予定となっております。日本糖尿病協会のホームページも随時ご参照いただきますようお願い申し上げます。 URL:http://www.nittokyo.or.jp/ 医療関係者 岩手県  盛岡市   岩手医科大学      高橋 和眞先生      佐藤  譲先生    TEL:0196-51-5111(9時〜17時)       一関市    及川内科胃腸科クリニック     及川 登先生    TEL:0191-31-3131(月〜土,9時〜17時30分)    (ただし木・土の12時30分以降を除く)      宮城県  仙台市   東北大学病院糖尿病代謝科      片桐 秀樹先生     石垣  泰先生    TEL:022-717-7611(9時〜17時)    ※東北大学連絡先は相談のみで    外来診療はありません       東北労災病院     赤井 裕輝先生    TEL:022-275-1111(月〜金,9時〜12時)    (緊急の場合は午後も可)     福島県  福島市   福島県立医科大学      佐藤 博亮先生     渡辺  毅先生    TEL:024-547-1206   福島赤十字病院     佐藤 義憲先生    TEL:024-534-6101(月〜金,8時30分〜17時)      会津若松市   福島県立会津総合病院   (福島県立医科大学会津医療センター準備室)      塚本 和久先生    TEL:0242-27-2151       いわき市   総合磐城共立病院      小野 利夫先生    TEL:0246-26-3151      茨城県  水戸市   那珂記念クリニック     遅野井 健先生     (オソノイ タケシ)    TEL:029-353-2800(月〜土,9時〜17時)    (ただし水曜午後・土曜午後を除く)       西山堂病院     荷見 澄子先生     (ハスミ スミコ)    TEL:0294-72-5121(月・水・金,14時〜18時)       日立市   日立総合病院      荻原 健英先生     岡  裕爾先生    TEL:0294-23-1111    ※日立総合病院連絡先は相談のみで    外来診療はありません (とくに断りのない限り,上記連絡先電話番号での対応は日中のみとなります)